そもそも糖質って何?糖質制限すると痩せる理由、糖質を摂取すると太る理由。炭水化物が脂肪になるまでの流れ

ダイエットの定番方法として定着してきた糖質制限ダイエット。

糖質の摂取を少なくするとダイエットできるのは分かったけど、そもそも糖質って何なのでしょうか?

糖質の「糖」は砂糖の「糖」と字が一緒ですね。

つまり、糖質とは「砂糖のような甘いもの」のことを言います。さらに、ゴハンやイモに含まれるデンプンも糖質です。

アナタは「三大栄養素」って知っていますか?

三大栄養素とは「タンパク質」「脂質(ししつ)」「糖質」のことです。

タンパク質は筋肉、骨、皮膚など体を作るために欠かせない栄養素です。

脂質は細胞膜やホルモンの原料となるため、こちらも体を作るために欠かせない栄養素です。

しかし、糖質は体を動かすためのエネルギー源にしかなりません。

さらに、人類の400万年の歴史のうち、糖質を主食とするようになったのは、せいぜいここ1万年ほどに過ぎません。

つまり、ゴハン・パン・麺類といった炭水化物(=糖質)を主食とした食生活は人類の歴史ではごく最近のことなのです。

糖質=炭水化物ー食物繊維

炭水化物は糖質と食物繊維を足したものです。

炭水化物=糖質+食物繊維

裏を返せば、糖質とは炭水化物から食物繊維を引いたものということです。

糖質=炭水化物ー食物繊維

市販されている食料には栄養成分表示が義務付けられています。

しかし、義務付けらている栄養素は「エネルギー」「タンパク質」「脂質」「炭水化物」「ナトリウム」の5つのみです。

それ以外の栄養素については各社の任意となっており、糖質の栄養成分表示は義務付けられていないのです。

詳細は以下の記事にも書いています。

糖質量の記載がない場合に栄養成分表示から調べる方法、糖質制限ダイエットをする前に知りたいこと
糖質制限ダイエットが流行ってから数年がたちますが、コンビニやスーパーなどで食品を手にする時に、裏面の栄養成分表示などを見て、糖質量をチェックすることが増えていませんか? でも、全ての食品に糖質量が記載されているわけではありません。なぜ...

上の記事にも書いていますが、食物繊維の量が記載されていた場合は、糖質の量を知ることができます。

なぜなら、「糖質=炭水化物ー食物繊維」だからです。

炭水化物は記載が義務付けられている栄養素です。

ですから、食物繊維の量さえ記載されていれば、糖質の記載がなくても、「糖質=炭水化物ー食物繊維」で糖質の量を知ることができるのです。

糖質制限すると痩せる理由、糖質を摂取すると太る理由

糖質制限をすると痩せるのはなんとなく分かったけど、やせる理由を知りたいという人もいると思いますので、ここでは「糖質制限すると痩せる理由」、逆から見ると「糖質を摂取すると太る理由」を説明したいと思います。

簡単に説明するなら、糖質を摂取すると糖質が最初にエネルギーとして消費されるので、減らしたいはずの体脂肪が使われなくなるからです。

もう少し、専門的に説明すると次のような理由からです。

食べた糖質は100%血糖に変わるので、人間の体は糖質を摂ると血糖値が上がります。

血糖値が上がると、血糖値を下げようとするホルモンであるインスリンが分泌されます。

しかし、インスリンがすべての血糖を取り込めるわけでなく、余った血糖は中性脂肪に変わり脂肪細胞に蓄積されてしまいます。

つまり、インスリンが分泌されると、減らしたい体脂肪より先に血糖がエネルギーとして使われるということです。

このため、インスリンは「肥満ホルモン」と呼ばれることもあります。

肥満ホルモンであるインスリンを分泌させないためには、血糖値を上げないようにする必要があります。

血糖値を上げないためには、糖質を摂取しないようにする必要があるのです。

まとめると、糖質を摂ってしまうと最初に糖質がエネルギーとして消費されてしまうので、体脂肪が使われないのです。

逆から見ると、糖質を摂取しなければ、すぐに体脂肪がエネルギーとして消費されることになるので、痩せられるということです。

これが、「糖質制限すると痩せる理由」であり「糖質を摂取すると太る理由」でもあります。

炭水化物が体内でブドウ糖になって脂肪になるまでの流れ

先ほど、ご飯やパン、麺類などの炭水化物は「糖質+食物繊維」と説明しました。

もう少し詳しく説明すると、炭水化物は「分解されてブドウ糖に変わる糖質」と「分解されない食物繊維」の2種類に分けられます。

そして、その大半が「分解されてブドウ糖に変わる糖質」なので、炭水化物を過剰に摂取すると太ってしまうのです。

では、炭水化物が体内でブドウ糖になって、それから脂肪になるまでの流れを順を追って説明します。

まず、食べた炭水化物は胃で消化され、腸で消化酵素によって分解されます。

分解された炭水化物はブドウ糖(血糖)になります。ここまでで2時間以内です。

そして、全身の血液の中にブドウ糖が流れます。血液の中を流れるから「ブドウ糖」のことを「血糖」とも言います。

血液の中を流れるブドウ糖(血糖)が増えると、すぐに血糖値が上昇します。

血糖値が上がると、すい臓からインスリンが出て、血糖値を下げようとします。

この際、インスリンは肝臓(かんぞう)と筋肉にブドウ糖(血糖)を取り込まさせて、血液中の血糖値を下げようします。

しかし、糖質をたくさん含んだ炭水化物ばかり食べていると、肝臓と筋肉がこれ以上、ブドウ糖を取り込めなくなってしまうのです。

そして、あふれたブドウ糖は中性脂肪に変わり、脂肪細胞に保存されます。

こうして体内の脂肪が増えていくのです。

つまり、皮下脂肪にしろ内臓脂肪にしろ、体内の脂肪を減らしたければ糖質制限して血糖値を上げないようにすることが重要になるということです。